女子高校生 バレーボール部
春の大会が多い季節、スポーツに励んでいる患者さんが続きます。
その日の練習が終わりに近づいたところで、左ひざに激痛。
伸ばしても曲げても痛いという症状です。
原因箇所探しでは右脚○にだけ圧痛があり、そこを解消してもひざの痛みは変わらず、さらに原因探し。
いろんなところで「そこは筋肉痛で痛い」「そこも筋肉痛!」と全身から「がんばってるよ」の声がきこえてくるようでした。
話をしていく中で、2日前に後ろに激しく転んで後頭部を打ってしまった事、その時に左ひじを強くついてから転んだことがわかりました。
後頭部を打ったということで、その日はお母さんがかなり心配していたそうですが、「吐き気も無かったし、うわ言もなかったから今は心配していない」とのことでした。
そのお話がヒントになって連動ポイントをさぐると、筋肉痛でかくされていた原因があったようで、施術後立ってひざを曲げ伸ばししてもらうと「あっ、さっきよりぜんぜん良い
だけど、激痛がはしるんじゃないかって気がして伸ばすのが怖い」ということでした。
「痛い」記憶が残って「怖い」って気持ちわかります。
私の最高に痛い記憶はやはりお産です。
一人目のお産で「痛い」という記憶があったから、二人目ではその痛さが怖くて、一人目のときほど上手に力をコントロールできなかったです。
両方安産ではあったんですけど、「痛い」はまちがいなく痛いんです。
さて、患者さん、次の日軽減はしていたけど気になる痛さはあったそうです。
でも立場的にも「練習を休むことは絶対したくない」ということで、がっつりテーピングをしてランニングからはじめたそうです。
絶対、危ないと感じたらすぐやめると、お母さんとも約束したそうです。
結局、ランニングは伸ばすことが無くて曲げっぱなしだから難なくこなせて、そのままその日の練習も最後までできたそうです。
すごい精神力
それでもう「怖い」という気持ちはなくなったそうです
あれから3日、「内側にしようとすると少しだけ痛いけど気にならない」と報告いただきました。
車で送り迎えしてもらっての登校だったけど、今日は自転車40分こいで行ったそうです。
ちゃんとお家でのケアもしているそうです。
良い試合になるよ、きっと、絶対
青春ってまぶしいなぁ